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IIJ.news Vol.188 June 2025
2023年に引続き、情報システム部門の皆さまの頑張りを広くご紹介すべく「情シス頑張ったことアンケート」を実施しました。今回はその集計結果をダイジェストでお伝えします。
(実施期間:2024年12月5日~12月13日/有効回答数:191件)
※ユーザーローカル テキストマイニングツール(https://textmining.userlocal.jp/)による分析
今回は「基幹システムの更改」や「Windows 11への移行」などについて、高い達成度が目立った。
「失敗した取り組み」としては、「頑張った取り組み」の質問でも目立った、基幹系システムの刷新に苦労したという声が寄せられた。また、生成AIなどの新しい技術の導入失敗など、スキルが必要となる技術の社内展開に関する苦労もうかがえた。社内に関する不満では、情シスへの相談なしに自部門の都合を優先した結果、脆弱性をさらした事例や、保守運用や導入ハードルを考慮していない要求をされた事例が散見された。
情シス部門が業務に「前向きに取り組めた」と回答したのは約6割。回答には、さまざまな社内課題に対してDXを実現したことによる達成感がモチベーションとなったといった声が多かった。一方、広範な業務や待遇が原因で「前向きに取り組めなかった」との回答も見られた。
前回同様、「忍耐」に関連した文字が多かった。加えて、DX需要やシステム更新の多忙さに苦しむ一方、経営陣や会社の理解・評価が得られない実態が再確認された。
今回は「セキュリティ強化」に取り組みたいという回答がもっとも多かった。また、一般化してきたリモートワーク環境を中心としたネットワーク環境の改善のニーズも多く見られた。一方、昨年よりは落ち着いたものの、生成AIに対する関心も依然として高かった。
2020年から実施している「情シス頑張ったことアンケート」の調査結果をお届けしました。特設サイト「法人IT調査レポート」では、本稿で取り上げた項目以外にも情シス部門のリアルな声を紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
「IIJ情シスBoost-up Project」は、情報システム関連部門で働く皆さまに日々の活動や組織運営のヒントとなる情報をお届けします。
HP https://www.iij.ad.jp/svcsol/jboost/
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