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DX部門・情シス部門中心にIT人材不足が顕著、採用経路やブランド訴求も課題に
2025年6月2日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、4月に企業の人材に関するアンケートを実施し、その結果を「情シス・DX部門の人材不足に関する調査」として公開いたしました。例年、情報システム部門を対象とした「情シス人材に関するアンケート」を実施しておりますが、今年は対象をDX関連部門や他部門にも拡大して調査を実施し、1,378件の有効回答をもとに、企業における“人材不足”の実情と課題を明らかにしました。
今年度の調査では、回答者の約8割が人材不足を感じており、特にDX関連部門や情報システム部門でその傾向が強いことがわかりました。一方で、「採用したい人材が来ない」「応募はあっても求める基準に届かない」といった、企業側と応募者側のミスマッチも明らかになりました。企業が人材に求める能力や適性の水準はますます高くなっているにも関わらず、それを支える採用・補充経路やブランド訴求に課題があるように見受けられます。
このほかにも本調査では、昇給の状況やキャリア形成・キャリアアップについてなど、人材に係る現状をまとめており、特に情報システム/DX/エンジニア部門が今後IT人材獲得に向けたアクションをするにあたって参考となる情報となっています。
回答者の約8割が人材不足を感じていることが判明しました。特にDX部門、ITエンジニア・システム関連(情シス以外)、情報システム部門といったIT関連部門でその傾向が顕著でした。
人員の補充経路としては「キャリア・中途採用」が約半数を占める中で、「現在の採用経路である程度補充できると感じる」と答えたのは全体の3割に満たない結果となりました。一般事務職やマーケティング職に次いで、DX部門、情報システム部門が補充の難しさを感じています。
人材補充ができない理由として「採用に対する応募が少ない」との回答が約6割あり、その要因としては、「企業ブランド力が低い」「給与条件が悪い」が上位となりました。企業側は「専門知識を有する人材」「イノベーション創出・推進ができる人材」が特に不足していると感じていますが、応募者のスキルや経験が企業の求める条件に満たないという回答も4割以上に上ります。
マーケティング・広報部門に次いで、情シス・DX部門が低水準という回答結果になりました。全社で連携して取り組んでいく必要のある人材獲得にあたって、経営陣や関連他部門とのコミュニケーション促進や、情シス・DX部門の人材課題を分かりやすく伝えていく余地のあることも伺うことができます。
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今回の調査以外にも、「法人IT調査レポート」では、情報システム部門の動向や実態を把握するための独自アンケートを多数実施しています。今後の取り組みの参考になるような情シスの「ホンネ」が詰まった回答は、こちらからご覧ください。
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