
変化の時代に、確かな“安心感”を届ける
2023年 _ キャリア入社
基盤エンジニアリング本部_サービス開発エンジニア
K.K.
電気通信設備の施工管理を経てIIJに転職。現在はデータセンターの建設や水冷技術の研究開発、新サービスの導入検討など、多岐にわたるプロジェクトに携わる。

IIJに転職した理由
前職では、自社製品に特化した電気通信分野の施工管理を担当していました。技術領域を考えた際に限定されている感覚があり、このままでは将来の選択肢が狭まるかもしれない。そんな思いから、より幅広い分野で通用するスキルを身につけたいと考えるようになりました。加えて、現場で培った知識や感覚を活かしながら、新たな挑戦ができる環境を探していた中で出会ったのが、IIJのデータセンターです。電気・空調・建築など多様な設備が高精度で連携し、しかも先進的な取り組みを行っていたこともある。技術を深めながら、自分の強みも活かせる。ここでなら「活かす・学ぶ・挑戦する」がすべて叶うと感じ、転職を決意しました。
キャリアステップ
- 2023年
- IIJに転職。松江データセンターパーク システムモジュール棟建設に従事
大規模商用サービス展開に向けた高密度データセンター基盤技術の研究開発も兼務 - 2024年
- 白井データセンターキャンパス3期棟建設に従事
データセンターおける新サービス・システムの導入開発も担当し、現在に至る。
1日のタイムテーブル
- 08:30
- 始業、メール・チャットチェック、資料作成
- 10:00
- ゼネコンとの定例会議
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- メール・チャットチェック、資料作成
- 14:00
- 週次課内ミーティング
- 15:00
- プロジェクト関連ミーティング
- 17:00
- メール・チャットチェック、資料作成
- 20:00
- 翌日のスケジュール確認、終業
業務内容
現在はデータセンターサービス部に所属し、複数の大規模プロジェクトを並行して担当しています。たとえば、経済産業省,NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託を受けたAI時代向けデータセンターの研究開発では、従来の空冷方式に代わり水冷方式を導入するための検証・設計を実施。必要な技術要件や協力会社の選定も含め、プロジェクトの中核を担っています。また、千葉県白井市にある自社データセンターでは、新棟の建設プロジェクトが進行中で、設計や現場対応にも関わっています。さらに、運用面の改善として、リニューアルに向けた検討も担当。有人対応の業務を効率化し、運用負荷を下げるため、ベンダーとの技術的な調整や要件定義を進めています。業務はいずれも企画や設計段階から参画し、現場の実態や過去の施工経験を活かしながら、多様な技術領域に横断的に取り組んでいます。
仕事の面白さとやりがい正解のない世界で、仕組みをつくる。

データセンターの技術は、まだまだ未開拓な部分が多く、「どうやったら実現できるか?」を考えながら少しずつ形にしていくプロセスに面白さを感じています。たとえば今取り組んでいるのが、水冷型データセンターの研究開発です。AI時代に対応するためには、従来の空冷から水冷へとシフトしていく必要があるのですが、まだ技術や運用が確立されていないため、すべてがゼロベース。正解がない中で仕組みをつくる難しさと向き合いながら、試行錯誤を重ねています。昨年は、水冷システムのサービス化に向けた要件整理を進め、最終的に「これはIIJとしてやるべきだよね」と社内で合意が取れたときは、大きな達成感がありました。
私自身、「ゼロの状態から、目に見えるかたちをつくること」が好きです。構想だけだったものが、検討を重ねて設備として立ち上がったり、サービスとして動き出したりする。その過程を間近で見ながら、自分の手で積み上げていけるのは、この仕事ならではの面白さだと思います。
なりたい自分・目標変化の時代に、確かな“安心感”を届けたい
今後はIIJのデータセンター部門として、より先進的な技術開発やサービス導入に挑戦していきたいと思っています。AIの普及やネットワークの進化など、社会全体が急速に変化する中で、インフラ側の技術がそのスピードに追いついていないと感じる場面も増えてきました。だからこそ、IIJが国内における先駆者として、新しい領域に一歩踏み出していけるような取り組みを続けていきたいと考えています。
その中で自分自身が目指しているのは、“気軽に話しかけられる人”であることです。技術職の現場には、専門性が高く個性豊かなメンバーが多くいます。だからこそ、誰とでもフラットにコミュニケーションが取れる存在でいたい。困ったときにふと思い出して声をかけてもらえるような、そんな距離感の近い人間であることが、結果的にチーム全体を動かす力になると信じています。
変化の大きい時代だからこそ、確かな安定感をもって、周囲を巻き込みながら一歩一歩進んでいく。そんな存在として、IIJのこれからを支えていけたらと思っています。

メッセージ“やってみる”から始まる、IIJならではの技術開発
IIJは大企業ではあるんですが、実際に入ってみるといい意味で“ベンチャー感”がある会社だなと感じます。たとえば、新しいことに挑戦する際も、いきなり大規模にやるのではなく、小さな単位でまずやってみる。そして、うまくいけば広げていく。そういうチャレンジのサイクルが自然と回っているところに、技術開発の精神的な先進性を感じました。スピード感も想像以上で、自分の意見や考えが、そのままスッと採用されることも多いことも面白さの一つです。
だからこそ仕事の幅が広がる感覚がありますし、「どんなことができるか」を自分で選べる余白があります。今は技術部門に所属していますが、今後はもっとお客さんに近い場所で、営業の方とも連携しながら、「本当に求められているもの」を一緒に考え、形にしていくような技術開発もしていけたら面白そうだなと思っています。大きなことに挑みながらも、現場感覚を大切にできる。そんな環境にワクワクできる方と、ぜひ一緒に挑戦できたら嬉しいです。
私のお気に入り

現場の必需品は、10年来の相棒
現場に行くときに欠かせないのが、スケールとレーザーポインター。どちらも前職の若手時代から使い続けていて、手にすっかり馴染んでいます。特にレーザーポインターは、狭い場所や高所にある機器を指し示すときに便利。細かな意思疎通もスムーズになる、頼れる相棒です。

毎年恒例、音楽でリフレッシュ
毎年、決まった大型音楽フェスに参加するのが恒例行事。フェスの日程が近づくと「それまでに仕事を終わらせよう」と気合が入ります。体力的には疲れるイベントですが、好きな音楽に浸かる時間は、気分もリフレッシュできて最高です。そんな非日常の時間が、また日常を頑張る原動力になっています。